21世紀COEプログラム 「持続可能な福祉社会に向けた公共研究」拠点
 千葉大学公共研究センター   拠点リーダー広井良典教授
   2004年9月6日 朝日新聞朝刊・千葉に掲載されました。
  公共哲学、公共政策、国際公共比較(国際事情・歴史研究)
  「福祉政策と環境政策の融合」
  「哲学的・思想的研究者と経験的・実証的研究者との協働」
  「市民社会との直接的な対話・交流」(福祉環境交流センター活動団体等を通しての対話・交流)
    公共政策セクション対話研究会
      第4回 アジアにおける終末期医療の現状と課題  藤田敦子ほか
    公共研究センター機関誌「公共研究」
      第1巻 学生との連携による市民社会に開かれた「学び」の創造  藤田敦子
            −「在宅での看取り」から持続可能な福祉社会を捉える
     


千葉大学福祉環境交流センター
(旧 高齢化社会・環境情報センター

名称変更およびHP開設2005

千葉大学
法経学部 大学院人文社会科学研究科棟(社会文化科学研究科)3階に設けられた本センターは、医療、福祉、高齢化社会、癒し、自然、環境、死生観、コミュニティなどのテーマに関し、 @資料室・情報拠点A交流拠点B相談機能C調査研究、提言機能をもつスペースです。 環境・福祉3団体、患者会2団体、NPO2団体が集っております。 担当教官は、広井良典教授と倉阪秀史助教授です。

*NPOピュアは、本センターにて火曜日と金曜日10〜17:00に活動していました。
  2017年(平成29年3月)をもって、本センターは閉館しました。

広井良典教授   
1961年岡山市生まれ。東京大学・同大学院修了後、厚生省を経て96年4月より千葉大学法経学部助教授、03年4月より現職。 専攻は医療政策、社会保障論および科学哲学。医療や社会保障に関する具体的な政策研究から、時間、ケア等の主題をめぐる科学哲学的な考察まで、幅広い活動を行っている。   
主な著書・・『アメリカの医療政策と日本』(第7回吉村仁賞)、『生命と時間』勁草書房、 『遺伝子の技術、遺伝子の思想―医療の変容と高齢化社会』中公新書、『医療の経済学』『医療保険改革の構想』日本経済新聞社、『ケアを問いなおす:<深層の時間>と高齢化社会』『死生観を問いなおす』ちくま新書、『日本の社会保障』(第40回エコノミスト賞)『定常型社会 新しい「豊かさ」の構想』岩波新書、『ケア学―越境するケアへ』医学書院など   
 
倉阪秀史助教授   
http://www.hh.iij4u.or.jp/~kurasaka   

◎2003年1月21日 毎日新聞朝刊・千葉 に掲載されました。

2003年1月21日(土) 毎日新聞・千葉朝刊
千 葉 大 学 を 情 報 交 流 拠 点 に
高齢化社会・環境情報センター  6団体利用、講師も
 大学を地域に開かれた情報交流の拠点とする試みが、千葉大の高齢化社会・環境情報センターで行われている。患者会や環境団体など6団体が相談活動などで利用するほか、各団体のメンバーがセンター主催セミナーで講師も務めている。
 センターは、「もっと大学を地域に開くべきだ」と考えていた同大法経学部の広井良典助教授らが98年に開設。福祉や医療の図書資料をそろえ、各利用団体が定例会などを開くほか、がん患者らの団体はがん電話相談を行っている。 学生、教員と利用団体、 地域の交流も図るため、メンバーが講師となるセミナーも01年10月から始めた。
 同センターを利用する「千葉・在宅ケア市民ネットワークピュア」の藤田敦子代表は「各団体の事務所とは別に、人と人が集える場所が必要だった」とセンターの交流機能を評価。広井助教授は「植林など環境への取り組みは、癒やしの効果もあると考えて、医療、福祉に加え環境団体も対象にした、異なる分野の交流を進める努力をして、センターから政策提言をできるようにしたい」と話している。 [堀井恵里子]
(写真)高齢化社会・環境情報センターで、セミナーについて話し合う広井助教授と藤田さん