日本ホスピス・在宅ケア研究会 
コミュニティケア部会(Community Care)

「地域コミュニティの場で、ホスピスケアを」

           部会長 藤田敦子 (研究会理事)

主 旨

施設ホスピス中心で「死」を閉じ込めていた日本のホスピスも、在宅ホスピス、ホスピスケア・チーム、デイホスピスと新たな展開を見え始めました。平成18年の医療制度改革では、「患者本位の医療」を掲げ、「在宅医療の推進」「相談支援センターの設置」「自宅以外の居住の場でターミナルケアを」と地域コミュニティ全体で支えることをうたっています。

  コミュニティケア部会では、がん患者や高齢者などが出来る限り住み慣れた家や地域で療養しながら生活を送れるよう、また、身近な人に囲まれて在宅で最期を迎えることも選択できるよう、先駆的に取り組んできた各地の事例を紹介していきます。


2007年高山大会
 2007年7月1日(日)10:00〜12:00 グリーンホテル
(9時開場)
 
 
「ホスピス・緩和ケアをコミュニティの場で広めよう」
 
 
今回、コミュニティケア部会では、各地で先駆的に取り組んでいる3例を紹介し、会場の皆様と意見交換をしてまいります。あなたの地域で緩和ケアが上手に進んでいかない問題点や疑問など、また新たにコミュニティの場で、ホスピス・緩和ケアを進めていこうとされている方など、多くのご参加をお待ちしております。

  事例紹介

1.     がん診療連携拠点病院の相談支援センター  
                          谷水正人氏  (国立病院機構四国がんセンター)

2.     看取りの場を通したコミュニティの再生      
                          二ノ坂保喜氏 (にのさかクリニック院長)

3.     もうひとつの我が家「かあさんの家」での看取り 
                          市原美穂氏  (NPO法人ホームホスピス宮崎理事長)

    コーディネーター:蘆野吉和氏(十和田市立中央病院院長)

  各演者からの発表の後に、会場を交えて、意見交換をします。


2006年神戸大会(終了しました)
 2006年6月25日 13:10〜17:00 神戸国際会議場 501

◎基調講演  「 地域でささえ、つなぐ『いのち』 」
   蘆野 吉和  (十和田市立中央病院院長)

◎シンポジウム 「地域コミュニティの場でホスピスケアを」

   星野 彰  (岩手県立北上病院地域医療科長)
    「行政、医療、市民が連携して作る在宅ホスピスケア」在宅と連携を図る病院の先駆的な取り組みを紹介

   岡藤 美智子 (山口市在宅緩和ケア支援センター長、看護師)
    山口赤十字病院緩和ケア病棟の取り組みやがん患者・家族を支援する緩和ケア支援センターの働き

    矢津 剛  (矢津内科消化器科クリニック院長、北部九州ホスピス
           ケアの会理事)

     福岡県ネットワーク整備の状況と県在宅ホスピスをすすめる会の設立、在宅ホスピス支援ハウスの試み